独立までの話

【第二話】まったく想像していなかった北海道に配属されるまでの話

内定からおよそ1年、僕は会社の入社式の会場にいた。

『これから長い社会人生活をこの会社で過ごしていくんだな…』

式の最中に考えていたのはそんなことだった。

 

今回は入社から北海道に配属されるまでの話を書いていこうと思う。

入社しても自分の仕事がさっぱり分からなかった

入社式後、社会保険や通勤手当の書類など様々な手続きをした。

そして会社からは業務で利用する社用携帯を支給された。

人事部
人事部
この社用携帯は各自での管理になりますので大切にしてくださいね。

さすがはITを生業にしているだけある。

当時最新のiPhoneが新入社員全員に支給され、心が踊った。

 

だが、この時はまだ考えてもいなかった。

支給されたこの社用携帯が後に僕を苦しめることになるなど…

 

入社式も終わり、研修がスタートした。

会社の研修期間は実に6ヶ月にも渡った。

後に聞いた話だが、この研修期間はかなり長かったらしい。

 

研修は下記のようなものだった。

  • ビジネスマナー
  • 座学(商品知識、コンプライアンスなど)
  • 先輩と同行するOJT

ひとつずつステップアップしていくような形だった。

 

だが、この研修期間中に習ったこと、教わったことは正直、よく覚えていない…

なぜなら、大学生活の延長のような気分で研修を受けている自分がそこにはいたからだ。

 

それを裏付けるように、研修期間中は社会人になった感覚はまったくなかった。

ひどい話だが…ただ、同期との楽しい時間が毎日過ぎていっただけだった。

 

それぐらい同期はいい人ばかりだった。

この同期と巡り会えたことにはこの先も感謝したい。

 

「人でこの会社を選んだ自分は間違っていない。」

入社して同期と一緒に過ごしていく中でそう思った。

 

同期は僕と同じように営業職として働いていく者、SE(システムエンジニア)として働いていく者とに分かれていた。

しっかりと話したことはないが皆、それぞれにやりたいことがあって入社してきたのだと思う。

 

しかし、僕はこの会社の営業職として「何をするのか」をさっぱりイメージできていなかった。

『営業だからモノを売るんだろ…』そんな認識だった。

\転職活動はリクナビのグッドポイント診断から/
グッドポイント

何をするのか分からなかった僕にできた目標

入社して3ヶ月も過ぎれば通勤の満員電車にも慣れ、社会人の身体になっていった。

あいかわらず「何をするのか分からない」状態のままだ。

 

そんな時、ある社内イベントがあった。

そのイベントとは「社内プレゼン大会」である。

そしてこの社内プレゼン大会が僕の中でこの会社での”目標”になっていった。

 

優良な案件を手がけた人が社内で選抜されその事例を発表するのだ。

そしてそのプレゼンの様子は会社の全社員が見れるようになっていた。

 

ひとり、またひとりとプレゼンをしていく。発表者の立ち振る舞いは誰もが輝いて見えた。

ふいにこんな思いが湧き立って来た。

「あの場に立ってみたい」

 

なぜそう思ったのかはよく分からない。

ただ漠然と”目標”があったほうが良いと思ったのかもしれない。

理屈ではない「何か」がそう感じさせた。

 

とにもかくにも僕の中でこの会社での目標が決まった。

まったく想像をしていなかった北海道への配属

季節は夏になり、研修も後半戦に突入していた。

この頃から同期の間で話題に出ていたことがある。

”配属先”の話題である。

 

入社した会社は全国に支店があるので、同期全員が同じ勤務地というわけにはいかない。

同期
同期
今年はどうやら”西”への配属が多いらしいぞ
同期
同期
いえ、東京が最も多いらしいわよ。

こんな会話が配属先の辞令が近づくにつれて多くなっていった。

僕も半分楽しみ、半分不安で日々を過ごしていた。

 

そしていよいよ辞令が出る日が来た。

皆がどこか緊張の面持ちだった。

 

上司に呼ばれ配属先を発表された

上司
上司
キミはね…北海道に配属になったから。

一瞬、頭が真っ白になった。

 

『転勤することは覚悟していたが、まさか北海道とは…』

 

その場で必死に気持ちを整えた。

不安がないと言ったら嘘になった。

なぜなら今までの人生で縁もゆかりもない土地だったからだ。

 

こうしてまったく予想していなかった北海道での社会人生活が始まることとなった。

\転職活動はリクナビのグッドポイント診断から/
グッドポイント
▼この記事は僕の独立までの話の#2です。続きはこちら(全六話)▼
信用、握手、ありがとう
【第三話】初めてお客さんから「ありがとう」と言われた日までの話配属された時、北海道はすでに秋が深まり少し冬の気配がしていた。 そんな季節を感じながらやっていけるかという不安と新しい土地でのワク...
ABOUT ME
ゆうき
ゆうき
札幌で活動するブロガー|新卒でIT企業に営業として入社▶札幌転勤▶仕事が原因で抑うつ状態になり退職▶独立| ブログ「なまら気まま」を運営|働き方で人生は180度変わると体験|人生に疲弊せず気ままに生きていく